ワルター役/小西克幸さん/禁断の密告レポート
「漁師の息子は副座長」
昼食どきの神保町にて
14時からの収録前、収録現場から最寄の某有名ラーメン店で腹を満たす。
仕事前なので、コールは「ヤサイカラメ」である。
今回の収録は、ワルター役の小西克幸氏である。
氏は、声優業として数々の役をこなし、劇団の副座長をも務める、凄腕の演者さんである。
さらに長身で爽やかなルックス。
天は氏に何物を与えたもうたのか。
下の写真は収録前の一コマ。
タイトルの概要や、担当していただくキャラクターの設定を説明させていただいた。
打ち合わせのさなか、氏が相当なゲーム好きであることが発覚。
氏とのゲーム談義に時間を忘れそうになる気持ちをグッとこらえ、収録に臨んだ。
混沌とした収録
収録は混迷を極めた。
氏に渡した台本にページ抜けが多発していたのである。
ただでさえ、担当していただくワルターは、全キャラクター最多のボイス数を誇っており、確認に時間がとられる。
あるいは氏に演じていただいた、あの大物悪魔の仕業であろうか。
まさしく演技!
左は、ワルターが、とある事件をきっかけに仲間であるはずのヨナタンに感情をぶつけるシーンを再現していただいたものである。
握った拳は、該当のシーンでワルターが手にした「刀」のイメージであるとか。
声優さんのお仕事とは朗読ではなく、「演技」なのだと改めて思い知らされた。
束の間の休息
実に、5時間にも及ぶ収録が終了した。
だが氏が担当されるボイスは、本日分でおよそ6割ほど。
残りは後日に収録されることになる。
夕食どきの神保町にて
収録スタジオを出ると、夕食どきであった。
ワルターたちが仲間たちと朝食を楽しんでいたシーンが頭をよぎり、夕食のメニューも定まらないまま明日の朝食はパンにしようと決め、家路を急いだ。